COLUMN

教育現場で注目される
“金融経済教育”
その定義や必要性・今後の
課題などを社会環境の
変化から読み解く

# 子ども
# 金融経済教育
教育現場で注目される<br/> “金融経済教育”<br/>その定義や必要性・今後の<br/>課題などを社会環境の<br/>変化から読み解く

金融経済教育とは?

金融経済教育と聞いて、「なんだかすごく難しそう…」と思われるかも知れません。
しかしその中身は、私たちが社会の中で暮らしていく上で切り離せないお金の知識を学ぶこと、という基本的な趣旨に他なりません。
中立・公正な立場から金融に関する広報活動を行う金融広報中央委員会では、「金融教育」を以下のように定義しています。

『お金や金融のさまざまな働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育』

出典:金融広報中央委員会「知るぽると」(1)金融教育とは? ─ 1.金融教育のねらいと基本的性格 ─ 金融教育プログラム

昔は“なんとなく”生活や社会との関りの中で身に付けていたお金についての知識を教育として捉え、年齢やライフステージに応じて体系的に学んでいくことで知識と判断力を養い、一人ひとりの暮らし、ひいては社会全体をより良くすることを目指しています。

金融経済教育の必要性の高まり

近年では子どもたちを取り巻くお金のトラブルが年々増加しており、金融知識が豊かな暮らしの為だけではなく、安心・安全な暮らしのために必要な知識になってきていると言えます。

また「金融教育元年」と呼ばれる2005年からは、金融教育の内容が各教科の学習指導要領に盛り込まれるなど、学校で金融経済教育が推進されるようになり、2022年4月からは、高校において資産形成に関する授業が必修化され、「金融経済教育」に注目が集まっています。

詳しくは下記の記事もぜひチェックしてみて下さい。

金融経済教育の今後の課題

高校での資産形成に関する授業が必修化されたものの、その教育方法は標準化されておらず、
その他の年代でも、教員自身の知識レベルや学校側の力の入れ具合によって。
また外部講師を招く場合でも、その講師や授業内容によって偏りが出てしまうことが懸念されます。
この『金融リテラシー格差』を是正し、ファイナンシャル・ウェルビーイングな社会を実現していくことが求められています。

特に今の大人たちがお金の知識を体系的に教わっておらず、学校や家庭でその知識をきちんと教えていく環境が整っていないことは大きな課題となっています。
三菱UFJ銀行のオウンドメディアサイト『アップユー』では、大人気声優を起用した「お金の基本」に関するアニメーション動画など、通勤のスキマ時間で楽しく金融知識を学べるコンテンツを展開しています。教員の方も、ぜひこの機会に知識の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

MUFGにおける金融経済教育の取り組み

MUFGでは、近年の金融トラブルの事件に見られるように、大人だけでなく子どもたちにとっても、金融知識が暮らしの豊かさの為だけではなく、安心・安全な暮らしのために必要な知識になっていること。今の大人たちがお金の知識を体系的に教わっておらず、その知識を家庭や教育機関などで十分に教える環境が整っていないこと。また諸外国と比較しても国内の金融リテラシーが低いことなど、さまざまな課題を解決すべく、金融経済教育の活動を推進しています。

このWEBサイト内では、「金融リテラシー・マップ」の考え方に基づき、子どもたちの年齢や地域の特性・ニーズに合わせて、さまざまな金融にまつわるテーマの金融経済教育を無料で提供していいます。教育現場でのお金にまつわるコンテンツとして、ぜひお役立てください。

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