夏休み期間中、三菱UFJ銀行大阪ビル本館1階のギャラリーラウンジにて、関西の先生方を対象とした金融経済教育イベントを開催しました。約30名の参加者が集まり、金融経済教育プログラム「お金の力-CHOICE-Digital」の体験や、金融や教育に関わるゲストとの対話を実施しました。
REPORT
開催レポート
関西エリアの先生向けに「お金の力-CHOICE-Digital」体験とトークセッションを開催!
「お金の力-CHOICE-Digital」体験会
「お金の力-CHOICE-Digital」は、生徒たちが架空の島の住民となり、グループで話し合いながら「お金の使い方」について選択していくプログラムです。
「貯める・買う・増やす・譲る」といった行動を通じて、社会性、価値観、人生観が浮き彫りになり、ログや対話、記録を活用した振り返りによって学びが深まります。
これからどのように変化していくかわからない世の中を生きていく生徒たちは、人生のさまざまな場面でお金に関する「選択」をしていきます。その中で、よりよいお金の使い方が選択できるよう、社会に出る前に授業で疑似体験ができる仕組みとなっています。
体験会に参加された先生方からは、次のような声が寄せられました。
- 「普段の生活と同じようにお金を使っていたら、環境に悪影響が起こっていた。日常でもこういった影響があるのかとショックを受けました。」
- 「お金に関する選択をすることで、普段考えていないところに目が向きました。」
最初は自分たちの目標を達成することに意識が向いていた参加者たちも、次第に全体の環境や社会の数値を意識し始め、グループ間の対話や協働が自ずと生まれました。
トークセッション
今回は、教育と探求社宮地社長、早稲田大阪高等学校の米田先生、三菱UFJフィナンシャル・グループ常務執行役員(金融経済教育担当)南里によるトークセッションも実施しました。
「なぜ金融経済教育を行うのか」「学校や職場で金融経済教育を実施する際の壁は何か」といったテーマで、参加者とゲストを交えたパネルトークを行いました。
「金融経済教育を学校現場で実践するにはどうしたらよいか」という質問に対し、学校でも金融経済教育を推進している米田先生は、自身の経験から以下のように語られました。
「金融経済教育は、投資を学ぶと思われがちですが、本来は、お金の働きを学ぶことを通じて、自分の暮らしや社会について深く考え、行動する態度を養うものです。ここに、さまざまな障壁を乗り越えるカギが隠されているのではないでしょうか。金融経済教育を、投資のような専門的な知識を教えるだけでなく、自分の暮らしや社会について深く考える機会として捉えてみるといいかもしれません。」
また、南里は
「金融経済教育は、『生きる力』を学ぶことです。MUFGとしても、生活と人生をデザインする考え方を身に付けることで、生徒たちがより良い人生を生きるお手伝いをしていきたいし、弊社だけでなく、金融業界全体でもっと盛り上げていくことが大切だと思っています。」
と熱い思いを語りました。
参加者からは、
「生徒が自分や仲間との対話を通じて、何に価値を見出すのか、その選択が社会にどのようなインパクトを与えるのかを体験的に学ぶ良い機会だと感じました。自身の意思決定が周囲や将来に与える影響が可視化されることで、行動の変容も期待できます。」
といった声が寄せられました。
今後もMUFGでは、先生向けの金融経済教育イベントを継続的に開催し、子どもたちの金融リテラシーを育んでいく予定です。また次回の開催を楽しみにお待ちください!ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
「お金の力-CHOICE-Digital」とは?
本プログラムは「自分でお金の使い方を選択する」という、いわば“お金の人生ゲーム”を体験しながら、自分の選択が自らの人生や社会に与える影響を体験できるのが特徴。デジタルの強みを活かし、ゲーム時のチームにおける話し合いの録音などのログを活用して後から振り返りができる学習設計になっており、学びの深化を促します。
プログラムの詳細は以下のマネび屋の専用ページやご紹介動画をご覧ください。
– 「お金の力-CHOICE-Digital」のご紹介動画(三菱UFJモルガン・スタンレー証券公式チャンネル)